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OBS同時配信のやり方:プラグインか、MultiStreamか

OBS Studioの標準の配信機能で送れるのは、1つの配信先だけです。YouTube、Twitch、Kick、Facebookへ同時に流したいなら、OBSにプラグインを足す、クラウド中継を契約する、単体で動く同時配信ソフトを使う、という3つの選択肢があります。それぞれの違いと、向いている場面を整理しました。

OBSで同時配信(マルチ配信)するとき、できること・できないこと

OBS Studioは、録画とライブ配信に使える無料のオープンソースソフトです。標準の配信機能が送れるのは、ストリームキー1つぶん、つまり1か所のサーバーだけです。同じ配信を2つ目のプラットフォームにも流したいなら、もう1本ぶんのコピーを作って送る仕組みが別に必要になります。

配信者のあいだでは、大きく3つの方法が使われています。どれが合うかは、今のOBS環境をどこまで残したいか、そして回線のアップロード速度とパソコンの処理能力にどれだけ余裕があるかで変わります。

OBSで同時配信する3つの方法

  • OBS同時配信プラグイン

    Aitum MultistreamやMultiple RTMP outputsなどのプラグインを入れると、OBSの中に出力を追加できるので、今のシーンやソースはそのまま使えます。ただし、映像の設定が異なる出力を足すたびに専用のエンコーダーが必要になり、CPUやグラフィックスカードの負荷が増えます。配信先の登録も、すべてOBSの中で行います。

    作り込んだOBSの環境を残したい人向けです。

  • クラウド中継

    1本の配信をサービスに送ると、サービス側のサーバーがコピーを作って各プラットフォームへ転送します。自分の回線から出る配信は1本で済みますが、チャンネルを増やすと月額料金がかかることが多く、映像はいったんサービスを経由します。

    アップロード速度が足りず、複数本を送れない人向けです。

  • 単体ソフト:MultiStream

    MultiStreamには、カメラと画面のキャプチャ、オーディオミキサー、テキストオーバーレイ、録画といった配信スタジオの機能が最初から入っています。配信先は一度追加すれば、あとは「配信開始」を押すだけです。設定が同じ配信先は、エンコードを1回にまとめます。ただし配信先が増えれば、そのぶんアップロード帯域は使います。

    1つのウィンドウで済ませたい、プラグインは使いたくない人向けです。

OBS+プラグインとMultiStreamを並べて比較

どちらが常に優れているということはありません。違いが出る点を、表にまとめました。

OBS+同時配信プラグインMultiStream
導入と設定OBSを入れ、次にプラグインを入れて、配信先ごとのサーバーアドレスとストリームキーをOBSの中で登録するソフトを1つ入れ、配信先を一度追加する
配信スタジオの機能OBSの機能すべてに加えて、豊富なプラグインやフィルターが使えるカメラと画面のキャプチャ、オーディオミキサー、テキストオーバーレイ、録画が最初から入っている
パソコンへの負荷設定が異なる出力ごとに、専用のエンコード処理が必要設定が同じ配信先は、エンコードを1回にまとめる
必要なアップロード速度すべての配信の合計すべての配信の合計
費用OBSは無料。プラグインは、選んだものごとにライセンスと価格を確認個人での利用と社内業務での利用は無料
映像が通る経路パソコンから各プラットフォームへ直接初期設定では、お使いの端末から各プラットフォームへ直接

OBSのほうが向いているのはこんなとき

シーンコレクションが複雑だったり、特別なプラグインやフィルターに頼っていたりするなら、OBSを使い続け、同時配信プラグインを足すのが合っています。いちばん手軽な方法を選ぶなら、MultiStreamがおすすめです。ソフトは1つで、プラグインの更新を気にする必要もなく、追加した配信先すべてに同じ配信が流れます。

OBSなしで同時配信を始める3ステップ

  1. 1

    MultiStreamをダウンロード

    WindowsまたはMac用の無料の同時配信ソフトをインストールします。

  2. 2

    配信先を追加する

    YouTube、Twitch、Facebook Live(KickはWindows版のアプリ)から選ぶか、任意のRTMPアドレスとストリームキーを貼り付けます。

  3. 3

    「配信開始」を押す

    オンにしたすべての配信先で、同時に配信が始まります。

OBS同時配信のよくある質問

OBSで同時配信できるプラグインは何がありますか?

よく使われるものに、Aitum MultistreamとMultiple RTMP outputsの2つがあります。どちらもOBS Studioの中に、配信用の出力を追加します。プラグインはOBS本体とは別に更新されるため、最新のバージョンやライセンス、使い方は、各プラグインのページで確認してください。

OBSでYouTubeとTwitchの同時配信をするには、プラグインが必要ですか?

標準の配信機能だけではできません。OBS Studioの標準機能で送れる配信先は1つだけです。2つ以上へ送るなら、プラグインを追加するか、クラウド中継を使うか、MultiStreamのような単体のソフトを使います。

OBSなしで同時配信できますか?

できます。MultiStreamにはカメラと画面のキャプチャ、オーディオミキサー、テキストオーバーレイが入っているので、OBSもプラグインも使わずに、複数のプラットフォームへライブ配信できます。

OBSで同時配信すると、パソコンは重くなりますか?

重くなることがあります。映像の設定が異なる出力ごとに専用のエンコード処理が必要で、CPUやグラフィックスカードの負荷が増えます。出力が増えるぶん、アップロード帯域も使います。配信中はCPUとグラフィックスカードの使用率に注意し、必要なアップロード速度は、MultiStreamのトップページにある速度チェックで計算してください。

OBSの代わりにMultiStreamを使えますか?

はい、カメラ、画面キャプチャ、オーディオミキサー、テキストを使った配信なら代わりになります。ただしOBSは、プラグインやフィルターがはるかに充実しています。それらに頼っているなら、OBSを残して同時配信プラグインを足すのがおすすめです。

OBSでプラグインを使って同時配信するには、どう設定しますか?

大まかな流れは次のとおりです。まずプラグインをインストールし、プラットフォームごとに出力を1つずつ追加して、サーバーアドレスとストリームキーを入力します。次に出力ごとに映像の設定を決め、最後に出力を開始します。メニューの表示はプラグインによって違うため、細かい操作は選んだプラグインの手順に従ってください。

プラグインなしで同時配信を試す

MultiStreamをダウンロードして配信先を追加すれば、すべての配信先で同時にライブ配信を始められます。

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